私たちについて

ここいろhiroshimaが、大切にしていること

ここいろhiroshimaのコンセプト、大切にしていることや願っていることを綴っています。
また、共同代表である當山敦己(あっきー)、高畑桜(さーちゃん)のプロフィールや、ここいろhiroshimaが生まれた背景にある「3つの物語」も掲載しています。

Concept大切にしていること

私たちが実現したい世界。
それは、私たちにつながる人々が自分の10年先を想像でき、希望をもてる社会をつくることです。

人は、安心できるつながりがもてず、自分の未来が思い描けないとき、孤立と無力感から自分の人生を生きることを諦めたくなります。最悪の場合、自ら命を絶つ選択をします。
そんな風に自分の命の灯火が消えかけている時、支えになるのは、"信頼できる仲間"と"少し先の未来を見せてくれるロールモデル"という存在です。

私たちは自分の未来に希望が見いだせない中、仲間とロールモデルに出逢い関わることで「自分はひとりじゃない」「大丈夫かも」「もう少し生きてみよう」と少しずつ思えるようになりました。

そして、「少し先の未来」を想像しながら「なりたい自分」になるために、いま自分ができる行動を積み重ねていきました。

ありのままの自分で人と関わる、ありたい性で働く、本当に好きな人とパートナーシップを築くなど、過去の私たちにとっては想像もできない未来でしたが、「少し先の未来」を積み重ねていくことで、今の私たちはその未来を生きています。

だから私たちは、自分自身を救ってくれた存在のようになることで、子どもたちが自分の「少し先の未来」に希望がもてるように、子どもたちに関わる大人が安心して子どもたちの成長を見守れるように、ともに歩んでいく団体として活動しています。

心の安全基地をつくる、
そして増やす

私たちはここいろhiroshimaの活動を通じて、心の安全基地をつくり、増やしていくこと、そして「大丈夫」「生きていける」「生きていきたい」と思える希望の種を届けていきます。

心の安全基地とは、ありのままの自分で安心していられる、何かあっても大丈夫と思える心のよりどころです。

ここいろhiroshimaでは、何をしてもしなくても存在そのものが大事にされる経験や人との関わりの中で「大丈夫」と思える感覚を少しずつ積み重ねていくこと大切にしています。

性別はもちろん年齢や国籍、立場など関係なく、ありのままの自分でいられる居場所があること、何かあれば「助けて」と言える信頼できるつながりがあることは、自分の人生を生きていくための大切な土台になると私たちは考えています。

そして、心の安全基地と思える存在やロールモデルとの関わりの中で「大丈夫」「生きていける」「自分らしく生きていきたい」という希望の種は芽生えていきます。

希望の種は、自分や自分の未来を信じる気持ちです。私たち自身が心の安全基地とロールモデルとなり、いろんな生き方があることを伝え、仲間がいることを感じられる機会をつくっていくことで、子どもたちは自分自身の希望の種を育てて自分の人生を生きていくことができると信じています。そして、希望の種を届ける仲間として一緒に生きていきたいと思っています。

これからの「ここいろhiroshima」
希望の種から、希望の木へ

「自分たちが1番欲しかったものをつくる」ということから始まったここいろhiroshimaは、5年間の歩みの中で、あっきーとさーちゃんが関わり合いながら、お互いのことを理解し合う、大事にし合うことを学び、2人の関係性をつくっていきました。

2人の関係性が深まることで、人と協働してうまれる「ひとりじゃない心強さ」から、各々の個性を活かしあいながら「私たちだからできること」を創造できるようになりました。これからもここいろhiroshimaでは、関係性から育まれるものを大事にしながら活動していきます。

そして、目の前の関わっている人のことを大事にしていくことで、ここいろhiroshimaには、大事な人・守りたい人が増えていき、私たちは「ふたり」から「みんな」に変わりました。

大事なみんな、守りたいみんなが欲しいもの、必要としているものを、私たちは一緒につくっていきたい。そして、多様な生き方やパートナーシップ、家族のあり方が当たり前になる、彩り豊かな社会や文化を自分たちからつくっていきます。

最初は小さな種でも、種はやがて芽を出し、太くてしなやかな木に成長し、花や実をつけます。ここいろhiroshimaは、まさに成長途中の「希望の種」。小さな2つの種だった私たちの想いは、5年間で大地に根をはり、年輪を重ね、たくさんの仲間とともに生きる「希望の木」へと成長しています。

これからも、私たちはここいろhiroshimaとして存在し続け、活動を続けていくことで、誰もが安心して自分らしく生きていける居場所と希望の種を届けていきます。そして、私たちにつながる全ての仲間たちが自分の人生を生きることを諦めず、大好きな人たちと安心して笑顔で暮らせる世界をつくっていきます。

當山敦己(あっきー)、高畑桜(さーちゃん)

プロフィール

當山 敦己(あっきー)
Atsuki Toyama

1991年生まれ、沖縄県出身 ここいろhiroshima共同代表
幼少期から自身の性別に対する違和感を持ちながらも、それがなぜなのかが分からず誰にも言えないまま高校生まで過ごす。高校2年生の時に「性同一性障害(現:性別違和)」という言葉を知り、25歳の時に戸籍上の性別を女性から男性に変更。

信頼できる先輩へのカミングアウトによって、人生を変えるきっかけとなった『違いは魅力』という言葉を、今度は自分が伝える側になりたいと思い、2017年広島県に移住。LGBTQ+に関する活動をするなかでさーちゃんと出逢い、2018年ここいろhiroshimaを共に立ち上げる。

ここいろhiroshimaや電話相談などの相談支援の現場、身近な親族だった2人の叔父の自死を経験したことで、「人のこころの仕組み」や「自死を選ばざるを得ない環境要因・社会構造」に関心を持ち始めている。

當山敦己(あっきー)

1992年生まれ広島県広島市出身 ここいろhiroshima共同代表
現在の性別は、Xジェンダー/ジニセクシュアル

幼少期の頃から、自分の性のあり方や家庭環境について人との違いを感じ悩んできた。25歳の時に両親へのカミングアウトをきっかけに、心から安心できる感覚を取り戻すとともにあっきーと出逢いここいろhiroshimaを立ち上げる。

小学校教員、過疎地域での子育て支援(神石高原町地域おこし協力隊)の経験を生かしながら、子どもと子どもの育ちに関わる大人のサポートを行っている。

アメリカ先住民の叡智や自然・動物のもつパワーに心惹かれ探求を続けるとともに、対話や場づくりを通じて「大丈夫」という感覚体験を伝え広めることをライフワークとしている。

好きな食べ物はカレーライス。嫌いな食べ物はシュウマイ。
将来の夢は、パートナーと子どもと猫2匹と一緒に、お庭のあるお家でのんびり暮らすこと。

高畑桜(さーちゃん)

3つの物語

ここいろhiroshimaがうまれるまでの物語と、
今に至るまでの物語

私たちが幼い頃からずっと欲しかったもの――それは「自分たちの生きたい未来が想像できるロールモデル」であり、「ありのままの自分で安心していられる居場所」でした。

LGBTQ+当事者であるあっきー・さーちゃん、それぞれが歩んできた半生(ライフストーリー)に加えて、ふたりが出逢い「ここいろhiroshima」をつくっていくプロセスを「3つの物語」で綴っています。少々長いですが、いえ大分長いですが(笑)、私たちの人生の物語を一緒に歩いてみませんか?

団体概要

2018年2月設立から、今日まで
ここいろhiroshimaの活動は広がっています

団体名:
一般社団法人ここいろhiroshima
所在地:
広島県広島市中区
設立日:
2024年1月25日(任意団体として2018年2月25日より活動開始)
代表者:
當山敦己、高畑桜
活動内容:
LGBTQ+(かもしれない人も含む)の子どもやその保護者のための居場所づくり・交流会
学校での児童生徒・学生向けの講演会・出張授業
教育関係者や企業、行政などに向けた研修・講演会
対面やSNSを使った相談事業

月1000円のご支援で「10年先を想像でき、希望を持てる社会」を創る『希望の種』マンスリーサポーターになりませんか?

ここいろhiroshimaの活動の多くは、みなさまからのご寄付で成り立っています。これからも活動を継続していくためにはあなたのご寄付が必要です。ぜひ、一緒に子どもたちの未来を創る仲間になってください。

「希望の種の」イメージ

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